ローファットダイエットのメリット3選

ローファットダイエットのメリット
山岸です。
 
 
ローファットダイエットのメリット3選を発表したいと思います。
 
 
ローファットダイエットは脂質、あぶらぶんをなるべくカットして行っていくダイエットということは皆さんご存知かと思います。
 
 
具体的なやり方に関しては、別のブログで紹介しています。
 
 
 
この動画を見ている方はおそらくローファットを行ったことがある方、もしくはローファットをやろうと思っている方が多いんじゃないでしょうか。そこで皆さんにお聞きします。何でローファットをやろうと思ったんですか?ローファットのメリットってなんですか?
 
 
この質問に正確に答えられる方は少ないと思います。何となく誰かが良いと言っていたから、痩せるって聞いたから、お米といった主食が食べられるから、みたいな理由が多いんじゃないかなって勝手に思ってます。
 
 
もちろん、メリットなんて人それぞれですが、せっかくだったら科学的に何でローファットが良いのか、メリットは何かを知っておくことで、自分にはローファットが合っている、やっぱり自分には合っていなかったというひとつの判断材料にもなりますし、ただ漠然とダイエットを続けるよりも、圧倒的に不安が少なくダイエットに臨むことができそうだと思いませんか?
 
 
私もパーソナルトレーナーになる前にも、ローファットは何度も実践してきました。しかし、その時には漠然と「まあローファットなら痩せるだろ」みたいな考えで、ただマニュアル通りにダイエットしていた経験があります。ですが、今はちゃんとローファットのメリットを理解しているので、ローファットの真の効果を得ることができています。
 
 
今回のローファットダイエットのメリットを知ることで、ローファットやる意味だったり、そもそも何でローファットが良いのかということを知ることができちゃいます。そうすることで、ローファットの良いところをしっかり引き出してダイエットすることができますし、いざやろうとしたときの不安感も全然違って、「こんなメリットがあるんだから頑張ろう」みたいなモチベーションアップにも繋がり、気持ちよくローファットを実践することができます。また、やっぱり自分にはローファットは合わないな、なんて判断材料にも使えちゃうかもしれません。
 
 
今回は最初から最後までめちゃくちゃ重要なことを話しました。ローファットをやる方は知っておいて絶対に損はないと思いますので、絶対に最後まで見たほうが良いと思います。ローファットダイエットのメリットは3つありますので、順番に発表していきます。それでは早速いきましょう。
 
 

目次

筋肉量が減りづらい

 
 
ローファットのメリット1つ目は、筋肉量が減りづらいことです。
 
 
ダイエットをしている間はどうしても筋肉って減りやすくなってしまうんです。それって多くの方ができれば避けたいことですよね?なぜなら筋肉が減ってしまうと、基礎代謝が下がってリバウンドしやすくなりますし、筋肉がなくなれば逆にたるんで見た目も悪くなりますし、冷え性にもつながります。また当然筋肉が減ればカラダの動きも悪くなりますよね。なので、ダイエットはとにかく筋肉量を減らさない努力が大切なんですが、ローファットはこの筋肉量を減らしづらいというメリットがあるんです。
 
 
なぜかというと理由は2つあって、まず1つ目がローファットは糖新生が起こりにくいということなんです。なぜかというと、ローファットは脂質、あぶらぶんの摂取を減らす分、米やパン、麺、イモ類などの糖質を多く取ることができますから、カラダに糖質が十分にある状態を作り出すことができて糖新生を防ぐことができるんですね。
 
 
そもそも糖新生がわからんわと思った方、大丈夫です。できるだけわかりやすく説明しようと思います。糖新生とは簡単に言ってしまうと、カラダに足りない糖質を筋肉の材料からつくっちゃおうとする現象なんですね。
 
 
もう少し詳しく説明するとダイエットしている時って一般的には米とか麺とかパンといった主食を制限することが多いですよね。それらって糖質源なので、制限してしまうとどうしてもカラダの糖質が足りない状態になります。糖質もカラダにとってとても大切な栄養素ですから、カラダは「糖質をどうにかしてつくらなくちゃ」といって、足りない糖質を筋肉の材料から得ようとするんです。だから筋肉がへってっちゃうわけなんです。
 
 
なんで筋肉なの?体脂肪も減らしてくれよって思うかもしれません。もちろん糖新生は筋肉だけではなく、体脂肪も減らして糖質をつくろうとしますから、体脂肪も減ります。ですが、悲しいことに筋肉ってカラダにとってそこまで重要視されていないんですよ。どういうことかというと、筋肉ってとても燃費が悪いんです。勝手にエネルギーを消費します。だからこそみんな筋肉をつけて基礎代謝を上げ、太りにくいカラダをつくろうとしているわけですよね。まあ実際には基礎代謝のうち、筋肉が占める割合は、全体の2割程度ですが、それは置いといて。
 
 
つまり、カラダは必要最小限の筋肉量だけ残して、あとは糖質に変えちまえーっみたいなことが起こるんです。別に必要最小限の筋肉があれば、普通に動けるし最悪生きていけるじゃないですか。ムキムキが標準の体型になったからって「ダメだ!死ぬ!」ってわけじゃないですよね?ですが、体脂肪って実はカラダにとってとても貴重な蓄えなんです。今でこそ普通に食事から栄養を取りたい時に取れますが、大昔はそうではありません。栄養ってとっても貴重で、いつでも食事ができるってわけじゃなかったんです。
 
 
だからこそ、体脂肪として蓄えておくことで、食事ができない、栄養が取れないときでも、その体脂肪を使ってエネルギーを作り出し、少しでも長く生きられるようになっているわけです。それは現代になっても人の構造というものは変わっていません。
 
 
つまり、ローファットは糖質をしっかり取ることができるので、糖新生が起こりにくく、結果として筋肉が減りづらいということに繋がるということです。
 
 
筋肉量が減りづらい2つ目の理由としては、トレーニングの強度が落ちづらいということです。ここでのトレーニングとは主にウエイトトレーニングのことです。
 
 
なぜ、トレーニングの強度が落ちづらいのかというと、糖質が爆発的な力を必要とする動きの主なエネルギーになるからなんです。ウエイトトレーニングって例えば、バーベルとかダンベルといった重りを持ち上げたりするじゃないですか。それってものすごい爆発的な力が必要なんです。逆に糖質がカラダにあまりない状態だと、爆発的な力が出しづらくなります。そうなると、ウエイトトレーニングの強度も下がってしまうわけですね。 
 
 
ウエイトトレーニングの強度が下がるということは、例えば100kgの重りでスクワットを10回できていたのが、8回に減ってしまう、あるいは90kgに下げないと10回できないみたいなことです。
 
 
そうなると基本的に筋肉って環境に適応しようとして強くなりますから、強度が下がるということは単純な話、100kg×10回の筋肉が今まであったのに、それが100kg×8回の筋肉になってしまう、90kg×10回の筋肉になってしまうということです。つまり筋肉量が減ってしまうということですね。
 
 
よくムッキムキ、バッキバキのボディビルダーも、ダイエット中はなるべくウエイトトレーニングの強度を保つように努力をしています。それはウエイトトレーニングの強度を保つことが筋肉量を減りづらくさせることを知っているからです。
 
 
つまりまとめると、ローファットは糖質をしっかり取れることで、トレーニングで強度が落ちづらく、筋肉に以前と変わらない刺激を与えることができるので、筋肉が減りづらいというわけですね。
 
 
コンテストに出ているようなボディビルダーもこのローファットでダイエットを行って、優秀な成績を上げている人はたくさんいます。むしろ日本のボディビルダーの間ではローファットが主流だと思います。彼らはいかに筋肉量を減らさずにダイエットするかを考えるので、あれだけの筋肉を維持しながらバッキバキに仕上げることからも、ローファットがいかに筋肉量を減らしづらいのかということがわかります。
 
 
僕もローファットでダイエットを行った時には、やはり筋肉量を極力減らさずにダイエットすることができました。
 
 
以上、ローファットは糖新生が起こりにくい、トレーニングの強度が落ちづらい、このふたつの理由から筋肉量が減りづらいということがメリットの一つ目です。
 
 

大幅に食事を変えなくてよい

 
 
ローファットのメリット2つ目は、大幅に食生活を変える必要がないことです。
 
 
これは人によっても違うと思いますが、やはり日本人たるもの、いくらダイエットしてるとはいえ、米は食べたくないですか?僕は正直食べたいですよ。ローファットって糖質を取ることができますよね。日本人の主食は何ですか?そう、米ですよね。この米が食べられるってめちゃくちゃメリットだと思うんですよ。
 
 
つまりローファットは多くの日本人の普段の食生活にある程度近い形で、食事をすることができるということです。これはストレスをなるべく少なくしてダイエットをするために非常に大切なことです。人間は現状維持を好みます。現状が大きく変わるとすごくストレスを感じますよね。転職が良い例です。このストレスがダイエットの一番の天敵です。
 
 
ストレスは食欲を増加させますし、コルチゾルというホルモンが盛んに分泌されることで、筋肉量の減少にもつながります。そもそもストレスの大きいダイエットは続きませんよね?
 
 
ケトジェニック、つまり糖質制限は、主食である米やパン、麺といったものはほぼ食べることはできません。それは、多くの日本人にとって、かなり大幅な食事スタイルの変更を余儀なくされると思います。そのいつもと大きく違う食生活が場合によっては大きなストレスになったりもします。なぜなら先ほども言ったとおり、人間は現状維持を好むからです。
 
 
以前、私のクライアントさんではないのですが、無理な糖質制限をすることによって、パニック障害を引き起こしてしまった方もいらっしゃいました。それだけ、慣れないことというのは人によっては大きなストレスになるということです。
 
 
ローファットであれば、脂質を抑えることができさえすれば、米やパン、麺、芋、果物なんかも食べることができちゃいます。あとは、タンパク源の脂質をどうやって抑えることができるか、これがクリアできれば、だいたいはちゃんとしたローファットができてしまいます。
 
 
僕がローファットを行った時は、ほとんどストレスなく継続できた思い出があります。それは単純に糖質をとっても良いスタイルが僕にはめちゃくちゃ合っていたからだと思います。僕は米をこよなく愛する日本人だからでしょう。逆にケトジェニックはダメでしたね。私には合いませんでした。
 
 
ですが、ケトジェニックの方が合っているという方もいますので、一概にローファットの方がストレスがないですよとは言い切れないですが、やはり大幅に食生活を変える必要がないという点、米が食べられるという点は、ローファットの魅力のひとつでしょう。
 
 

ケトジェニック変更でダイエットが加速

 
 
最後に3つ目の発表です。ローファットのメリット3つ目は、ケトジェニック変更時の威力が絶大ということです。
 
 
つまり糖質をたくさん取るローファットから脂質、あぶらをたくさん取るケトジェニックに変える事で、ガラッと栄養バランスに変化を加えることができ、それによりホメオスタシスを打ち破ってダイエットを加速させることができるわけなんです。
 
 
これちょっと難しいですよね。わかりやすく説明します。
 
 
まず、ダイエットというのは、停滞をしやすいんです。停滞というのは体脂肪が減らなくなってしまう、極端に減りにくくなってしまっている状態です。これは人間が一定の状態を維持したいという性質があるからなんです。これを「ホメオスタシス」と言います。
 
 
例えば菌やウィルスが体内に入ってきたらそれを排除しようとします。走って体の酸素が不足すれば、呼吸を荒くして多くの酸素を取り入れようとします。これもホメオスタシスの働きですね。ホメオスタシスがないと人間は生きていくことができません。
 
 
体脂肪も現代は過多になってしまっていますが、先ほども話したとおり本来人間にとっては重要な蓄えだったはずです。なので、カラダは本当は体脂肪を減らしたくないんです。なので、同じダイエットを続けていくとホメオスタシスが働いて、なるべく体脂肪を減らさないようにしようとするわけです。これを省エネモードなんて言ったりします。そうなると困ることに体脂肪が全然減らないよということになってしまいます。
 
 
そこでどうしたら良いかというと、ひとつの方法としてガラッと食事方法を変えるという事が有効になってきます。 ガラッと食事方法を変えることで、カラダは栄養が入ってくるじゃん!省エネモードを解除しよう!となって、また体脂肪を減らし始めるわけですね。
 
 
これはガラッと変えれば変えるほど効果があります。中途半端に糖質を抑えて、停滞したからさらに糖質を抑えて、みたいにやっているとあまりガラッと変わってないですよね。ですが、糖質をたくさん取るローファットから脂質、あぶらをたくさん取るケトジェニックに変えるのって、めちゃくちゃガラッと変わってますよね。このドラスティックにガラッと変えることがホメオスタシスを打ち破るのに大切なことです。
 
 
しかも、基本的にはローファットよりもケトジェニックの方がダイエット効果が高いので、停滞して落ち込んでいたメンタルも、ケトジェニックに変えたとたん、また体脂肪が減り始めたとなれば、よっしゃ!ってなりますよね。ダイエットのモチベーションアップにもなるはずです。
 
 
停滞してもケトジェニックに変更すれば、停滞を打ち破れる、ダイエットを加速できる、まだ奥の手を隠しておけるということが、ローファットをする上でのメリットでしょう。
 
 
いかがでしたでしょうか。
 
 
ただ漠然とダイエットするよりも、そのダイエットをしっかりと理解して行うのとでは、全然効果も違ってきます。「なんで、脂質を抑えるんだろう」「なんで糖質はとっていいんだ?」「なんでタンパク質はたくさん取らないといけないんだろう」こういった疑問は、おそらくローファットをやったことがある多くの方が持ったと思いますが、それに関してちゃんと調べた方はほんとにごくわずかだと思います。
 
 
そして、よく知りもしないまま、うわべだけの知識でダイエットすれば、効果が出ないばかりか、健康まで害することになってしまいます。ですが、この動画を見てる皆さんは大丈夫です。自分でしっかりと学んでいこうという意欲がある方たちばかりです。
 
 
これからもダイエット、ボディメイクに役立つ情報をどんどん発信していきますのでよろしくお願いします。
 
 
では次のブログでお会いしましょう。